
金沢市地域包括支援センターきしかわ様よりご依頼があり、オレンジカフェきしかわにて相談員をさせていただきました。
金沢市認知症カフェのオレンジカフェは、相談員によるワンポイント講座をしています。
私はH30年12月担当させていただきました。
金沢市地域包括支援センターのオレンジカフェの目的は、認知症地域支援事業の一貫として、認知症の人や家族を支援することです。
私は『認知症にならないために~集いの場が気づきの場~』と題して、認知症予防のお話をさせていただきました。
「地域活動に取り組む思い」のブログにも書きましたが、私は25年の看護師経験と10年の介護経験があります。
義父の突然の急死後、義母は心疾患と呼吸器疾患が進行し在宅呼吸器使用に伴い閉じこもりがちとなり、介護サービスは受けていましたが、認知症を発症していきました。私はその頃いままでの優しい義母の笑顔が見たくてかなり認知症について学びました。
義母の介護経験を通して私は、高齢者が家に閉じこもりがちな生活を送る段階、いえ、それ以前から介護予防に取り組む必要があると実感しました。他者と関わる時間があることで孤独感が減り、いきいきと生活することが出来ます。日常生活を自立して営める健康寿命を延伸することにもつながると思います。そして、看護師としては行う看護と家族として行う介護の経験から支援する側、支援される側の両方の思いがわかるようになりました。
今回金沢市認知症カフェで相談員として八田町の喫茶はんどれっどと、三谷公民館の2ヶ所で話させていただきました。認知症を予防する対策はもちろんですが、認知症になりやすい悪い習慣などもお伝えし、認知機能の維持・改善をわかりやすく、すぐ実行できるようにと心を込めてお伝えしました。後日になっても大変よかったと、好評をいただきました。天国にいる義母もきっと喜んでいると思います。地元の校下に少し恩返しできたようで、大変うれしく思います。
またこのような機会がありましたら、精一杯取り組みたいと思っています。