
第17回市民公開講演会【「生と死」を考える】
主催:金沢傾聴ボランティアの会
講師:金沢大学付属病院 麻酔科蘇生科准教授 緩和ケアセンター長 山田圭輔先生
講演は医学生への課題を通し、生と死を再考したものでした。『自らの心の中心。知の中心を定める。』そのために取り組んだ課題は「人は苦境の中をいかに生きることができるのかに関する自分の考えです。
命の現場を自らの職場と決めた時、この課題に対する倫理観、死生観を養うことの重要性を改めて思い起こしました。看護職を離れた今でも私はこの倫理観、死生観は培われているからです。
「生と死」を考えるためには、パスカルの言う、人間の二つの知性が必要であると、最後に教えていただきました。
[地面を力強く前向きに歩む科学的論理的な知性][空から地上を幅広く見渡す哲学的繊細な知性]
重くてつらい講演だからこそ、少しユーモアを交えながらという、山田圭輔先生の優しい人柄が伝わり、私はなんとも言えないうれしい気持ちになりました。
毎年金沢傾聴ボランティアの会主催の市民公開講演会に参加していますが、毎回とても深い学びを得ています。顧問である金沢市議会議員久保 洋子先生を交えて写真を撮っていただきました。ありがとうございます。