
カウンセリングをしていて思います。
『 話すことは、つらい思いを放すこと 』
【放す】とあえて書きました。【離す】ではないんです。
【離す】は、距離をはなします。
【放す】は、解放。握ったりつかんだりしているのをやめること。
つまり、カウンセリングでつらい思いを解放する、手放(てばな)すんです。
カウンセラーはアドバイスはしません。自己解決力を信じているからです。
クライエントは解決する力を持っている。その力が悩んでいることで見えなくなっている。
カウンセラーは見えるように心のフィルター、心のブロックを解いてあげている。ただそれだけなんです。
安心して気持ちを話せる。ありのままに受け入れてもらえる。
取りつくろうこともなく、否定されることもなく、そのまま受け入れてもらえる。
実は会話は話し手が主導権を握っていないんです。
聴き手が主導権を握っています。
人は聴いてくれるから話すんです。
聴くプロ=プロフェッショナル心理カウンセラー
真摯に寄り添い、話しを聴きます。聴いてもらっている充実感がある聴き方を習得しています。
だからこそ、次の段階へ。解決の糸口を一緒に見つけていくことができるんです。
話すことで、放すことで、気づいていく。
気づくことができたら、次の段階へ。そうです。自分がまた一歩前に進めるという感覚が得られます。
悩みの解決は自分自身にあります。
カウンセラーはクライエントの苦難を乗り越えるためのほんの手助けをしているだけなんです。
昨日もカウンセリングをしていてこのカウンセラーとしての醍醐味を味わうことが出来ました。
悩んで私の前に来られたのに、帰りは満面のかわいい笑顔になっていました。
考え方のバージョンアップ出来たと、とってもうれしそうに。