迷う、悩む、苦しむ、そしてやってみる。

私たちが何か新しいことや経験したことのないことに挑戦しようとするとき、そこに不安や迷いを感じるのは、ある意味、当然だと言えるでしょう。そしてこの不安や迷いを経験する事は決して無駄なことでは無いのです。

 

私たちはこうした葛藤を経験することによって様々なことを学び、人として成長することができるからです。

 

ですから不安に思ったり、強くなったり、自暴自棄になったりする事は、恥ずかしい事でも何でもないのです。

 

なぜなら、そうした葛藤は誰でも経験することであり、そこを突破できるかどうかの差は唯一「経験値の違い」にあるからです。

 

迷ったり悩んだりし、試行錯誤を繰り返し、そうした壁を何度も突破したという経験値があれば、

壁を突破する時間も短くなっていくでしょう。

 

しかし、そうした経験値がもしあなたにないのであれば、あるいは経験値が少ないのであれば、

すぐに壁が突破できないのも無理のないことなのです。

壁を突破するには、壁を突破するという経験を積み重ねていけば良いのです。

経験によって「突破できる」という実感を蓄積することです。

 

迷う、悩む、苦しむ、そしてやってみる。また迷う、悩む、苦しむ、そしてまたやってみる。

 

これを繰り返していくことで私たちは少しずつ少しずつ前に進むことができるようになります。

 

生きていくということは、こんなことを繰り返すことなのかもしれません。

だから人生というものは、何か華々しい結果を出して社会に認められたり、人から賞賛を得ることを目的とするのではないのです。結果などどうでもよくて、どんな試行錯誤の結果、どんな事を学んで成長したかが大事なのです。

 

生きるということをそう定義してしまえば、困難にぶつかったり悩み苦しむことにも意味が見出せます。

なかなか行動に繋げられない葛藤も、その時に経験する不安や迷いも、全て自分にとって意味がある。

なぜならば私たちは人として成長するために生きていると言っても良いからです。