
自分の価値というのは、自分自身が生きていく中で積み重ねていくものです。
どんなことをやってきたか?
どんな気持ちでやってきたか?
どういう人間とどう関わってきたか?
そうしたことの積み重ねが自分の価値や存在意義といえるのではないでしょうか?
「価値ある人間だ」と人からの評価を得ようと躍起になるより、自分は何に価値を感じるかを決め、それを大切にしてみましょう。
人から評価を得るために人に貢献するのではなく、
自分が人間として大切だからという価値観で人に貢献しましょう。
自分の価値や存在意義を人に決めてもらうのではなく、自分がコツコツできることを続けていく経験値に、自分の価値を見出しましょう。
そもそも「価値」などというのは、人間が勝手に決めた安易な代物です。
自然の摂理からすれば、それこそ霞(かすみ)のようなもの。あって無いようなものなのです。
そんなものにすがるのではなく、自分にできることをコツコツと続け、どんな状況でもそれを続けていく。
それは日常生活のちょっとしたことや毎日のことです。そういう日々の繰り返しに価値を置けるようになると、不安や焦り、劣等感といったものを手放すことができます。
人間の究極をいえば、「一人」で生まれ、「一人で」旅立っていくものです。ということは、様々な人間や出来事に遭遇はするものの、基本的に私たちは、この人生を「一人で」生き抜いているといえるのです。
そういう視点が持てるようになると、人との出会いや経験一つ一つが、まるで奇跡のようにすら感じられるようになるはず。人から認められるかを気に病む時間を、自分の大切なものを見定める時間にしてください。