
曇りや雨の日は、何となく憂鬱・・・そんな経験はないでしょうか?
陽に当たる時間が少ないと、脳はネガティブになりやすいのです。また、日照時間が減少すると、気温が低下しますよね。私たちの体温の低下も招きます。
体温が下がると、体内の免疫力は低下します。免疫力が低下すると、病気になりやすくなります。うつ病の原因として「低体温」等も指摘されていますね。
風邪など引くと発熱するのも、体温を上げてウィルスに抗おうとする身体機能です。ですから、なるべく暖かいもの、身体の温まるものを食べましょう。また入浴も、40~41度の湯船に、最低15分は浸かるようにしましょう。シャワーだけで済ますのは、よくありません。しっかりと身体を暖めることにより、低体温を防ぎ、免疫力は高くなります。もちろん、入浴前後の水分補給も忘れずに。また、マッサージもいいですね。筋肉の硬化による腰痛や肩こりを防ぎ、これも血流の促進につながります。
健康維持は自分自身を大切にする行為です。こうした工夫と習慣の積み重ねが心にゆとりをもたらし、物事を理性的に(冷静に)捉えるエネルギーを生み出します。
自分の心と身体を大切にしてください。自分を守れるのは、最終的には自分自身でしかありません。みんな一人一人、自分を幸せにするということをもっと真剣に考えてもいいと思います。
例えば、自分が心から楽しいと思えることをする。自分が大好きなことをする時間を確保する。こうしたことも、自分を大切にすることです。自分を大切にできる人こそが、本当の意味で周りの人たちをも大切にできる。
私はそう思っています。
自分を大切にしていれば、自分の心にゆとりが生まれます。心にゆとりがあるからこそ、他人に優しくなれるはずです。ゆとりがあるから、物事を理性的(冷静)に、前向きに捉え、考えることができるのです。そのためにも、日々の生活の中で自分で自分をケアし、自らゆとりを創り出すことも必要です。自分の楽しみ、好きなことしたり、身も心も癒される時間をもったりする。そういう時間もあるからこそ、仕事などもモチベーションが出てくるというもの。楽しい時間、癒しの時間があるからこそ、「やる時はやる」自分になれるはずです。
そして、出来ればですが、こうした時間は一人ではなく誰かと一緒にわかち合うとベターです。美味しいものを食べて「美味しかった」楽しい時間を過ごせて「楽しかった」こうした「経験」や「気持ち」を誰かとわかち合えることは、人の心をパワフルにします。一人で味わうのも、それはそれで良いところがあります。しかし、誰かとわかち合えると、その心地よさは2倍になります。私たちは、心の余裕がなくなると、どうしても一人の世界に埋没しがちです。仕事やトラブルを、一人で抱え込んでしまう。これは本当に辛いことになります。
自分のことを、誰もわかってくれない。こういう思いになるのが、一番辛いことです。そんな時こそ、心の扉を自分で開くことです。心に余裕がないとき、辛いときには、人とつながりを切らさないのは難しいことです。最終的には、自分の人生は自分で切り開きますが、人とのつながりやわかち合いは、その「きっかけ」をもたらします。内にこもる気持ち、閉ざしたくなる心の扉。これを「意識して」外側に向けていく。そのために、陽の当たる場所で散歩をしたり、お風呂やマッサージに行ったり、自分の楽しみ、好きなことを誰かとする。
こんな事を意識して生活に取り入れて、この寒い寒い冬も、乗り切っていってください。
「自分は一人ぼっちだ」と思っていると、本当に一人ぼっちになっていきます。孤独というのは、自らが招き寄せている部分もあります。孤独を打ち破るのは、自分自身です。
人とつながろう、外の世界に出て行こう。こうした気持ちが「人とのつながり」を生み、人生を前に進めていくこともあります。人と喜びを分かち合えるのも、外で楽しい経験を味わえるのも、最初に自分自身の選択があるからです。
あきらめなければ、必ず道は拓けます。その第一歩として、外に出て、陽の当たる場所を歩いてみましょう。