
生命のメッセージ展とは、犯罪・事故などにより、理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役の展示会です。犠牲者一人ひとりの等身大の陣形オブジェは、メッセンジャーと呼ばれ、生前の写真や家族の言葉を添えて、足元に『生きた証』である遺品の靴を置き、生命の大切さを訴えています。
生命のメッセージ展に足を運び、飲酒無免許・理不尽な事故・不条理な死などの犠牲者がメッセンジャーとなって、新たな命として「生まれる」その「命」を「生かす」代わりに「命」を「生きる」アートを通して被害者やその家族の声を多くの人へ届けたい。その思いが活動の原点と知りました。
そして、展内にメッセンジャーへのメッセージボードがありました。私はハートのふせん2ケ使って書いてボードに貼ったのですが、書ききれなかったので、ここにも書きます。「ようこそ、金沢へ。大切な生命、かけがえのない生命、あなたたちの思いをつないでいきます。生命の大切さを感じる機会に出会えたことをうれしく思います。ありがとう。これからも全国を巡回して、たくさんの人にそのメッセージを届けて下さい。」
心の危機を一人で乗り越えるのは大変です。過去は消せないけれど、明日は自分の力で作ることができるのです。私はそのためのあらたな一歩を踏む出す力になれたらと思います。だからこそ、その思いに、その心に寄り添うために、待っているだけじゃあなくて、足を運ぼう、こちらから動こう。アウトリーチ支援を進めていっています。