過去最強クラスの大型で非常に強い台風19号。
そのため会見で国民に切迫した危機感を伝える「呼びかけの文言」も、ありきたりの言葉から、聞く人の耳に留まるような言葉を選ぶような変化がみられていました。
会見に立つ予報官は、災害を我が事と捉えて早めの行動を起こすよう「自分の命、大切な人の命を守るために」とカメラに向かって訴えかけるようになり、これまで経験したことのないような台風が首都圏を襲うことについていたずらに煽るのではなく、過去に関東に上陸した台風の規模ときちんと数字を比べたうえで「関東を直撃する台風としては、これまでで最強クラスといっていい。記録的な暴風となる恐れがあるので、風が強まる前に、早め早めの避難や安全確保を」と警戒を呼びかけました。