災害時の危機介入

令和6年能登半島地震により、被害を受けられました皆さまに、心からお見舞い申しあげます。

震災直後から相談が相次いできており対応しております。

恐ろしい災害や事件を経験した後で心身の変化や動揺が起こるのは自然な反応です。このような異常な事態に対処しようとして、正常な反応として様々な心身の変化が現れます。

また、しばらくしてから心身に強い反応が起きてくることもあります。投げやりになったり、やけをおこして状況を悪化させないようにしてください。家族や仲間など安心できる人たちと過ごすようにしましょう。 食事・睡眠・休養など規則的な生活を心がけることが大切です。 全く飲んでいないという方がほとんどですが、もうどうでもいいと過度に飲酒している方もいるようです。お体に負担ですので控えましょう。

大切なことはひとりで思い悩まないことです。身近な人にさえ打ち明けられない気持ちでも、専門家ならじっくりと聞いてくれます。精神科医・心療内科医やカウンセラーによる適切な治療・ケアが必要なこともあります。しかし、私が一番言いたいのは、心のケアは押し付けになっては効果がないという事です。まだ心の整理ができないままお仕事をしているこの時期だからこそ、まずは対象者のニーズの把握が必要です。

そしてもっと大切な事は、ストレス反応からの回復は必ずしも直線的ではなく、行きつ戻りつしながら回復していくものであることを知っておいてください。

災害時の危機介入には複雑な分析・評価と計画が必要です。(株)メルとして全力でサポートしております。

 

#令和6年能登半島地震 #災害時こころのケア #災害支援ナースの活動からカウンセラーの道を進む #私の原点 #こころのケアは段階的に支援する #偽善を見極めろ #パフォーマンスはいらない #今必要な支援を提供する #こころのケア